Sustainability サステナビリティ

人や国の不平等をなくそう

人や国の不平等をなくそう​

東急線バリアフリーへの取り組み

特に関連するターゲット:

  • 10.2 全ての人々の社会的、経済的及び政治的な包含を促進

他に関連するゴール:

関連するサステナブル重要テーマ:

  • 安全・安心
  • 生活環境品質
  • まちづくり

当社グループは、東急縁沿線を中心に生活に密着した幅広い事業を通じたまちづくりと行っています。まちづくりは、生活インフラやサービスを一体となって面的な開発に取り込んでおり、そのインフラ・サービスには、公共性の高い事業もあります。  公共交通の代表例である鉄道事業を営む東急電鉄は、女性や子ども、お年寄りはもとよりご家庭の状況などに関わらずどなたでも安全・安心にご移動ができるよう輸送サービスの提供を行っており、ハード面、ソフト面ともに様々な施策を行っています。

東急線全駅へのホームドア・センサー付固定式ホーム柵の設置率100%

大手民鉄初の取り組みとして、2020年3月に東急線全駅(世田谷線・こどもの国線を除く)にホームドア・センサー付固定式ホーム柵の設置を完了したことや、各種アプリを利用したバリアフリーサービス向上の取り組みが高く評価され、「令和2年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」のうち、最も高い評価を受けた取り組みに送られる「内閣総理大臣表彰」を受賞しました。今後も、お客さまの声を大切に、業界トップクラスのユニバーサルなサービスの提供を目指します。なお、本取り組みなどにより、ホームからの転落件数は、5年間で約10分1に減少しています。

バリアフリールートの整備率100%

エレベーターの設置等により、2014年度までに東急線全駅でバリアフリールートの整備が完了しています。今後は、道路や線路等で分断されている駅において、エレベーター整備等のバリアフリールートの複数化を検討しています。エレベーターは、防犯対策として、内部が確認できるシースルー型や窓付エレベータの設置を進めているほか、ホーム上のエレベーター前には柵や誘導ブロックの設置をしています。また、小さな段差がある駅ではスロープの設置や、車いすをご利用のお客さまにもご利用いただける幅が広いワイド改札機をすべての改札口に設置しています。

多機能トイレ整備率100%

東急線の駅のうち、トイレがある駅は、すべて多機能トイレも完備しています。車いすをご利用のお客さまをはじめ、すべての方に安心してご利用いただけるよう清潔で広く、ベビーベッドやオストメイト対応水洗装置も設置しています。なお、多機能トイレ以外でも、東急線のトイレはすべて非接触の自動水洗となっています。

目の不自由なお客さま向けの設備

目の不自由なお客さまに安心してご利用いただけるよう、駅構内の施設の場所や現在位置を点字や音声でご案内する蝕知案内板や、券売機や階段などに点字運賃表や点字シール、ホーム上では線路がどちら側にあるかをわかりやすく示した内方線付き点状誘導ブロックをすべての駅で導入しています。

駅係員によるご案内

一部の駅に係員改札口に「シースルー改札」があります。改札の外観は見通しがきくようシースルー化し、室内はオープンカウンター方式になっています。カウンターは、車いすをご利用のお客さまやお子さまにもご利用いただけるように、一般的な高さのものと低いものと2種類をご用意しています。また、すべての改札窓口と定期券うりばには筆談器も設置しています。ご案内する駅係員も、歩行の介助や車いす操作など、ケアされる方と同じ目線に立ち、お手伝いができる「サービス介助士」の資格取得者を駅に配置しています。

外国人の方にもわかりやすいご案内

駅や車両でのご案内は、英語、中国語、韓国語のご案内を導入しています。車両内のご案内でも、ドア上のサイネージなどを通じて、駅設備案内や乗換案内などを絵や4か国語でご案内し、車内放送でも英語でのご案内を行っています。

渋谷ヒカリエでのイベントを通じた情報発信

特に関連するターゲット:

  • 10.2 全ての人々の社会的、経済的及び政治的な包含を促進

他に関連するゴール:

関連するサステナブル重要テーマ:

  • 安全・安心
  • ひとづくり
  • まちづくり

渋谷ヒカリエには、8階にクリエイティブスペース8/(はち)、9階にはイベントホールであるヒカリエホールがあります。このスペースを活用し、多様性が溢れる渋谷ならではのイベントが実施されており、多様性受容社会に向けた情報発信などにも寄与しています。

超福祉展

2019年9月、クリエイティブスペース8/にて、超福祉展「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」が開催されました。これは、障がい者をはじめとするマイノリティや福祉そのものに対する「心のバリア」を取り除こうと、2014年より毎年渋谷ヒカリエを中心に開催を続けている展示会です。マイノリティや福祉に関するデザインや障がいを乗り越えるテクノロジーの展示や体験のほか、従来の福祉の枠に収まらない魅力的なプレゼンターたちが登場するシンポジウムが行われました。最終回である2020年は新型コロナウィルス感染拡大の影響でオンライン開催となりましたが、7年間にわたり、渋谷らしい情報発信の場となりました。当社は本イベントへの特別協賛として、ともに盛り上げて参りました。 2021年以降は“after超福祉展” 企画の1つとしてスタートした「超福祉の学校@SHIBUYA」に引き続き協賛させて頂いています。