当社グループは、東急線沿線を中心に生活に密着した幅広い事業を通じたまちづくりと行っています。まちづくりは、生活インフラやサービスを一体となって面的な開発に取り込んでおり、そのインフラ・サービスには、公共性の高い事業もあります。

公共交通の代表例である鉄道事業を営む東急電鉄は、女性や子ども、お年寄りはもとより、ご家庭の状況などに関わらずどなたでも安全・安心にご移動ができるよう輸送サービスの提供を行っています。このような移動権のご提供は、安全・安定輸送の確保や路線や輸送力の維持が大前提となるため、これらの維持・向上のため、運賃のご負担をいただく必要はありますが、２０２２年３月現在では、東急線（世田谷線・こどもの国線を除く）の初乗り運賃は交通系ＩＣカード利用時で大人１２４円と首都圏の鉄道各社の中でも安価な水準でご利用いただいています。新型コロナウィルスの感染拡大による新たな生活様式の浸透に伴い、安全・安定輸送や路線の維持のため、２０２３年春より運賃改定を行うことといたしましたが、少しでもご家計の負担を軽減できるよう、通学定期券の運賃は据え置きとしています。また、シニア層の皆さま向けには、１か月間２，０００円で東急線が乗り放題となる「東急線乗り放題パス（Ｏｖｅｒ６０）」を限定発売したほか、小学生以下のお子さま向けに１００円で東急線が１日乗り放題となる「東急キッズ１００円パス」を期間限定で発売しました。今後も、あらゆるお客さまに特別な負担感なく東急線をご利用いただける取り組みを推進していきます。