Sustainability サステナビリティ

飢餓をゼロに


飢餓をゼロに

海外まちづくり事業での持続可能な第一次産業の取り組み

特に関連するターゲット:

  • 2.4 持続可能な食料生産システムを確保し、強靭な農業を実践

他に関連するゴール:

関連するサステナブル重要テーマ:

  • まちづくり

当社グループは、東急多摩田園都市をはじめとした国内におけるまちづくりで培ったノウハウを強みに、西豪州、ベトナム、タイなどでもまちづくりに取り組んでいます。都市の建設においては、生活インフラやサービスと一体となったまちづくりを実践するだけでなく、その国、その土地ならではの課題に向き合うとともに、人々の生活の最も基本となる食料生産や農業分野にも取り組み、生活基盤の構築に貢献しています。

西豪州ヤンチェップ地区でのファームビジネス

当社および現地子会社では、西豪州ヤンチェップ地区において「Clean Green Sustainable City」の開発ビジョンに基づき、農業、教育、健康・幸福、地域生活関連の4つの分野を中心に、相互連携による相乗効果で地域社会・環境への持続可能な好循環をもたらす取り組みをすすめています。農業分野においては、研究、技術開発との連携による環境負荷の少ない安全・安心な食糧の地産地消サイクルの実現など、街全体でのエコシステムの確立を目指しています。現在はエリアの特性を活かした灌漑設備の整備による牧畜業やオリーブ栽培、養蜂業などに取り組んでおります。

ベトナムでのシェア型農園の整備

現地合弁会社のベカメックス東急では、ベトナムにおけるまちづくりの一環で、シェア型農園の整備を行っています。ビンズン新都市における商業施設「Hikari」では、隣地を市民農園とし、住民の皆さまと一緒に土作りからの野菜作りをご提案しています。
地産地消による都市型農業のご提供をするとともに、住民の皆さまにとっての新しいライフスタイルや地域コミュニティの形成にもつながります。

タイでのコミュニティガーデンの整備

現地合弁会社のサハ東急コーポレーションでは、タイのチョンブリ県シラチャ郡でのまちづくりを行っています。シラチャには、日系企業が多く進出しており、現地における日本人駐在員とその家族をサポートするため、日本人向け賃貸住宅事業を行っています。賃貸住宅「ハーモニック レジデンス シラチャ」には、70㎡ほどの「ハーモニック畑」があります。ここでは、現地ファーム協力のもと、遮光ネットや肥料を含んだ土などを整備し、レタスやとうもろしなどを育てています。苗の植え付けや水やりなどは、食育イベントととして住民のご家族や地域の方と一緒に行うなど、子どもたちが土に触れ、苗を植え収穫し、食べることによって食べ物の大切さを考えるきっかけをつくるとともに、現地ファームとのパートナーシップや「農」に取り組む環境の整備により、持続可能な農業に貢献しています。