Sustainability サステナビリティ

海の豊かさを守ろう


海の豊かさを守ろう​

プラスチックやペットボトルゴミ削減の取り組み

特に関連するターゲット:

  • 14.1 あらゆる種類の海洋汚染を防止
  • 14.2 海洋及び沿岸の生態系回復

他に関連するゴール:

関連するサステナブル重要テーマ:

  • 生活環境品質
  • まちづくり
  • 脱炭素・循環型社会

マイクロプラスチックを含むプラスチックごみや、ペットボトルごみが海洋汚染につながり、大きな問題となっています。当社グループは、サステナブル重要テーマ(マテリアリティ)の1つに「脱炭素・循環型社会」を掲げ、環境ビジョン2030では、廃棄物の原単位削減目標を掲げています。プラスチックごみやペットボトルゴミを削減しつつ、循環型社会に向けた取り組みを行う事で、「12番:つくる責任 つかう責任」のみならず、本ゴールにも貢献できるものと考えています。

南町田グランベリーパークで循環型社会を目指す「UMILE(ユーマイル)プログラム」

東急電鉄とユニリーバ・ジャパンは、プラスチックがごみにならない循環型社会を目指して、2022年3月から田園都市線南町田グランベリーパーク駅において、ユニリーバ製品の使用済みプラスチック容器の回収ボックスを設置・リサイクルする実証実験を開始しました。

ご家庭で使用後に洗浄・乾燥したユニリーバ製品の空のプラスチック容器を回収ボックスに入れ「リサイクルしてためる」、またはユニリーバのつめかえ製品を「買ってためる」の2つの方法で、「UMILE」というポイントを貯められます。UMILEは、LINEポイントに交換したり、子どもたちのために活動している団体に寄付できます。回収した空容器は、再生工場にて処理・加工し、エコグッズなどにリサイクルされます。同時に、プラスチック容器を再び容器へと戻す「ボトル to ボトル」(水平リサイクル)に向けた検討も進めています。

ユニリーバ・ジャパンが実施するこのプログラムは、これまで小売店を中心に回収ボックスを設置していましたが、本実証実験で新たに駅に回収ボックスを設置することで、平日の通勤・通学前や土休日のお出かけの際など、より幅広い方々がさまざまなシーンで気軽にプラスチックをリサイクルできる環境を提供します。なお、南町田グランベリーパーク駅に設置する回収ボックスには、廃棄予定の東急電鉄駅係員の制服を活用し、オリジナルのデザインをほどこしています。

東急ホテルズ客室内のプラスチックペットボトル廃止とエコ素材のアメニティ導入

東急REIホテルでは、2021年度、客室で無償提供していたプラスチックペットボトルウォーターを廃止し、ウォーターサーバーへの切り替えを順次行いました。2022年度は、東急ホテル、エクセルホテル東急ブランドでも、客室で無償提供しているプラスチックペットボトルを廃止し、別の素材やウォーターサーバーなどへの切り替えを行いました。この取り組みにより、2022年度は全店舗プラスチックペットボトル約320万本の廃棄を削減し、約96tの廃棄物削減のつながります(2019年度比較見込)。一例として、下田東急ホテルでは、リサイクル率の高いアルミ缶でのご提供としたほか、渋谷ストリームエクセルホテル東急では、各フロアにウォーターサーバーを設置し、客室へ水を持ち運ぶ容器として和歌山県産のヒノキの間伐材をプラスチックに混ぜ込んだ素材を使用した「森のマイボトル」をご用意しました。

これのみならず、歯ブラシにカネカ生分解性バイオポリマーGreen Planet®を柄の部分に使用したものを導入します。これは、海水中でも生分解する海洋汚染低減に貢献する素材で、Green Planet®を使用した歯ブラシの導入は国内初となります。その他のアメニティ、テイクアウト用カトラリー(スプーン、フォーク、ナイフ)、レストランのストローやマドラーなどもエコ素材への変更や廃止を行い「地球にやさしいホテル・まちにやさしいホテル・ひとにやさしいホテル」を目指すとともに、「なにげない日々が、未来をうごかす」を実践していきます。