Sustainability サステナビリティ

陸の豊かさも守ろう


陸の豊かさも守ろう​

多摩川の自然環境を再現し、生物多様性を維持(二子玉川ライズ)

特に関連するターゲット:

  • 15.1 陸域・内陸淡水生態系の保全
  • 15.4 山地生態系の保全
  • 15.5 生物多様性損失阻止

他に関連するゴール:

関連するサステナブル重要テーマ:

  • まちづくり
  • 脱炭素・循環型社会

複合施設での生物ネットワークの構築

商業施設・オフィス・ホテル・住宅街区からなる複合施設「二子玉川ライズ」では、多摩川や国分寺崖線、等々力渓谷など周辺の植生を施設内に再生することで、多摩川と国分寺崖線をつなぐ生物ネットワークの構築に貢献しています。約6,000㎡の広大なルーフガーデン(屋上緑化)は、「エコミュージアム」というコンセプトを掲げ、地域の自然を体感し学べる空間となっています。周辺の水辺環境を再現したビオトープ「めだかの池」には、ミナミメダカやドジョウ、モツゴ、イシガメを放流している他、季節によってはカルガモの親子も見られます。

多摩川の水と緑を堪能できる「原っぱ広場」では、多摩川に生息する絶滅危惧種であるカワラノギクを保存目的で育成しており、開花の季節には、地域の環境学習の場としても機能しています。

このような多摩川の生態系を維持・保全する取り組みが評価され、生物多様性を高める事業を評価する国内第三者制度「JHEP(ハビタット評価認定制度)」の最高ランクAAAを取得しています。

開放感あふれる屋上庭園 ルーフガーデン

豊かな緑と共生する東急ホテルの取り組み

特に関連するターゲット:

  • 15.1 陸域・内陸淡水生態系の保全
  • 15.4 山地生態系の保全
  • 15.5 生物多様性損失阻止

他に関連するゴール:

関連するサステナブル重要テーマ:

  • 生活環境品質
  • 脱炭素・循環型社会

東急ホテルズのグリーンコイン制度

東急ホテルズでは地球環境保護に配慮し「グリーンコイン制度」を導入しております。グリーンコイン制度とは、お客様がご宿泊時に対象となるアメニティをご使用にならなかった場合、備え付けのグリーンコインをフロントにお持ちいただき環境保全活動の基金とします。
ホテルで日々使われている歯ブラシやカミソリなどの使用量を削減することにより、身近なところから地球環境への負荷を軽減していくことを目的としています。お客さまのご厚意は、NGOオイスカを通じて寄付され、アジア太平洋地域地域での子どもたちによる森林保存活動などを行う「子どもの森」計画や、山梨県丹波山村での東京の水源地保全活動や耕作放棄地の活用、従業員のボランティアによる森林保全活動などを行う「東急ホテルズグリーンコインの森」の活動に使用されます。「東急ホテルズグリーンクインの森」活動では、東急ホテルズの従業員やその家族や子どもたちが参加し、間伐作業などを行い、その間伐材は、従業員が身に着けるSDGsバッジの材料にもなりました。

東京の森林経営にも貢献する「木になるリニューアル」

特に関連するターゲット:

  • 15.1 陸域・内陸淡水生態系の保全
  • 15.4 山地生態系の保全
  • 15.5 生物多様性損失阻止

他に関連するゴール:

関連するサステナブル重要テーマ:

  • 安全・安心
  • まちづくり
  • 脱炭素・循環型社会

池上線ならではの木造駅舎リニューアル「木になるリニューアル」

東急電鉄は、池上線を中心とした木造駅舎のリニューアルに際し、ご利用されるお客さまや周辺住民の皆さまのご意見を参考にするとともに、東京都内の多摩地区で生育、生産された木材「多摩産材」を活用する「木になるリニューアル」を行っています。戸越銀座駅、旗の台駅に続き、長原駅が2021年12月に竣工しました。

戸越銀座駅は、戸越銀座商店街の玄関口にふさわしい駅として、開業より約90年間まちと一緒に歩んできた木造駅施設の雰囲気を残しつつ、どなたでも使いやすい駅にリニューアルしました。また、地域の皆さまと共に製作した木製ベンチや、今回新たに制作した駅シンボルマークやのれんの設置なども行い、グッドデザイン賞など数々の賞も受賞しました。

旗の台駅は、事前アンケートで、木のぬくもりを感じることができる駅に好意的な意見が多数寄せられ、ホーム屋根を温かみのある木造屋根に建替えたほか、待合室も木を活用し、空調完備の居心地の良い空間に改修しました。

長原駅のコンセプトは「ちょっときになる くらしのまんなか」。駅とまちが柔らかくつながる心地よい場所になるために、軒下に木材を使い、路地に並ぶ建物と駅舎が溶け込むように外壁は緑色にしました。いつも使っている駅で、ちょっとした素敵な生活時間を過ごしていただきたいという思いを込めています。

「多摩産材」を活用した森林整備と林業振興への貢献

池上線が走る東京都は、総面積の約4割を森林が占める自然に恵まれた大都市です。「木になるリニューアル」では、地産地消の観点から、東京の多摩地域で育った「多摩産材」を使用しています。多摩産材を活用することにより、災害の防止、CO₂固定化などの多面的な機能を維持するほか、持続的な森林整備と林業振興にもつながります。